アンネ・フランクの足跡を訪ねる旅

最終更新日:2025年09月02日

アンネ・フランクから学ぶ戦争と平和 

 東京都学校生協の戦後80年企画「アンネ・フランクの足跡を訪ねる旅」が、8月18日~28日までの日程で実施されました。参加者は11名。オランダ、ポーランド、ドイツの3国でアンネの足跡を辿りました。 

 アンネが幼少中の期間を過ごしたオランダのアムステルダムでは、日記を買った「イミンク書店」、友人たちと楽しく過ごしたメルヴェーデ広場、フランク家のアパート、アンネ・フランク学校(第6モンテッソリー・スクール)など、ゆかりの地を訪ねました。 

 また、アンネ・フランク・ハウス(「隠れ家」)の見学とともにその周辺を歩き、「アンネの日記」にも書かれているに西協会、「隠れ家」の住人を支えた八百屋さんや肉屋さんなどがあった場所なども訪ねました。 

 何者かの密告によってアンネたちは逮捕されます。そこから約7カ月、アンネはオランダん北部のヴェステルボルク通過収容所、ポーランドにあるアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容、ドイツ北部のベルゲンベルゼン強制収容所と過酷な日々を過ごすことになりました。今回の旅ではそれぞれの収容所を1日をかけて訪問し、アンネがどのように過ごしたのかを知ることとなりました。 

 アンネ・フランク終焉の地、ベルゲンベルゼン強制腫瘍所には、今なおアンネと姉マルゴーが眠ります。参加者はそこに至るまでのアンネを想い、あらためて命の尊さと平和への思いを強めました。 

(写真)ベルゲンベルゼン強制収容所にあるアンネと姉マルゴーの墓碑