夏の沖縄平和ツアー

最終更新日:2026年08月20日

 

夏の沖縄で沖縄戦と今の沖縄を知る 

 東京都学校生協では、夏の沖縄平和ツアーを2年ぶりに実施しました。夏休みは現職教職員も参加しやすいだろうとの思いから企画したものです。 

「初めての沖縄戦」をテーマとしたツアーは、対馬丸記念館からスタートしました。1944年8月22日、学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦に撃沈され、約1500名が犠牲となった事件を伝える記念館です。 

沖縄本島中部宜野湾市にある嘉数高台では、展望台から一望できる普天間基地にオスプレイが並んでおり、頭上を飛行していきました。嘉数高台は、沖縄戦の悲惨な歴史を伝える場所で、日本軍のトーチカや陣地壕などが残っています。また、ここには沖縄で戦没された京都府出身の方々を追悼し平和を祈念する「京都の塔」などがあり、平和への願いが共存する場所ともされています。 

伊江島では、反戦平和資料館「ぬちどぅたからの家」、団結道場などを訪ね、「銃剣とブルドーザー 」といわれる米軍の土地接収に対する島民のたたかいを学びました。 

現在、米海兵隊キャンプ・シュワブ基地と辺野古弾薬庫によって占有されている辺野古では、普天間飛行場代替施設建設のため大浦湾の埋め立てが進められています。ツアーでは瀬高の浜から地元の方の話をうかがいながら新基地建設の現状を目の当たりにしました。 

「沖縄戦と子どもたち」をテーマにした内容では、10代半ばの少年兵により構成された日本軍ゲリラ戦部隊、沖縄北部戦線での護郷隊について学びました。参加者は第二護郷隊の碑を訪ねましたが、護郷隊の存在について初めて知ったという参加者が多かったようです。 

ツアーの終盤では、ひめゆり学徒隊や白梅学徒隊など、沖縄戦での女子学徒隊の足跡をたどりました。彼女たちの母校跡地から終焉の地までをたどるツアーは、沖縄戦について南風原文化センターで学んだ後、南風原陸軍病院壕跡を見学。白梅学徒看護隊之壕、糸数アブチラガマとたどり、ひめゆりの塔とひめゆり平和記念資料館では、沖縄戦とひめゆり学徒隊について展示や証言映像などで学びました。また、白梅の塔では、白梅学徒隊を語り継ぐ「若梅会」の方からお話をうかがいました。さらに、ひめゆり学徒隊終焉の地の荒崎海岸まで学徒隊の足跡を時系列にたどることで、沖縄戦で女生徒たちがどのように追い詰められていったのかを、参加者は知ることができたと思います。 

最終日は、完全復元間もない首里城の今を見学しました。正殿の内装作業も進んでおり、「首里城正殿復元完成式」は11月22日と発表されています。